2020年10月7日(水)から9日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「2020年防災グッズ展」が実施されました。柏木白光は同展を主催する(一社)災害防止研究所の理事を務めており、会場に設置された大凧に揮毫を行いました。
東京ビッグサイトの大会場のどこからでも見える高い位置に防災グッズ展の案内を掲示し、より多くの方々に訪れてもらいたいという狙いで設置された大凧。赤い色と勘亭流の力強い筆文字で来場者の興味を引き、コロナ禍でも力強く情報発信を行う研究所の姿勢を感じていただけたのではないでしょうか。
災害防止研究所代表理事の吉田明生氏から下記のコメントをいただきました。
「凧揚げは、子どもの成長と健康を願う、立春の頃青空を見上げるのは健康に良いなどという、幸福祈願、健康祈願の意味をもった正月遊びでした。
コロナ禍のなかでの防災グッズ展の開催となりましたが、健康を維持するのは防災の重要な課題の一つ。遊び心を持って、『楽しく、日常生活のなかに防災を普及する』のは、災害防止研究所の活動の大きな狙いです」
2020年8月29日、一般社団法人 災害防止研究所の伊勢展示事務所が開設され、開所式が厳かに執り行われました。同事務所の開設に先立ち、柏木白光は伊勢の岩瀧神社の拝殿にて「災害防止研究所」「防災グッズ工房」の看板を揮毫いたしました。
【一般社団法人災害防止研究所代表理事吉田明生氏のコメント】
「白光先生に揮毫していただいた岩瀧神社の御祭神は、国之狭槌神(くにさつちのかみ)と天之狭槌神(あめのさづちのかみ)で、大山津見神様 [山の神様] と野推神様 [野の神様] から生まれた神様で、国常立尊に続いて『天地開闢』の最初にあらわれた神世七代の第二の神。まさに、防災に相応しい神様が宿っていると感じられる素晴らしい看板を揮毫していただいて、感動しております」
【災害防止研究所の取り組み】
人は、防災グッズを手にすることによって、より具体的、より真剣に防災を考えるようになります。より便利で、より楽しく使える防災グッズを広めることは、生活のなかに防災を定着させる第一歩。防災グッズ工房と連携して、その態勢が整えられたことを大変嬉しく思います。
【伊勢展示事務所開設のコンセプト】
① 防災グッズ大賞受賞商品を手に取って見ることのできる常設展示場として。
② 災害防止研究所と防災グッズ工房との連携の象徴として。
③ 全国への防災グッズの物流拠点として。
四国最大級の水族館としてオープンした「四国水族館」(香川県宇多津町)では特別展示として「龍宮の景」を公開しています。龍宮の世界を表現した幻想的な空間展示ですが、柏木白光は書家として参加しました。
このほど、四国水族館のご厚意のもと、「龍宮の景」の世界を表現した動画作品をインターネット上で公開しました。仏画、書、切り絵が織りなす伝説の世界をぜひお楽しみください。
2020年3月、四国最大級の水族館として香川県宇多津町にオープンした「四国水族館」。新型コロナウィルス感染拡大防止のため休館していましたが、6月1日から開館しました。
四国水族館では、地元に浦島太郎の言い伝えが残されてることにちなみ、特別展示「龍宮の景」を設けました。
柏木白光は、この雄大な龍宮の世界を描く3人の芸術家の1人に選ばれ、プロジェクトに参画。薬師経に包まれた幻想的な空間に、四国にまつわる神々と四国八十八ヶ所霊場をテーマとした作品が広がる書の世界を創作しました。
ぜひ、足をお運びください。
詳しくは
https://shikoku-aquarium.jp/information/ryugu.html
四国水族館
住所:香川県綾歌 郡宇多津町浜一番丁 4 (宇多津臨海公園内)
アクセス:https://shikoku-aquarium.jp/access/
TEL:0877-49-4590
開館:年中無休(9:00〜18:00)
パンフレットのダウンロードはこちらから。
2019年11月27日(水)から12月2日(月)、大阪市北区の阪急うめだ本店9階「阪急うめだギャラリー」にて展覧会「書家 柏木白光 世界の聖地を巡る」を開催されました。
イベントサイト http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_byakko2019/index.html
会場では、「世界の地で感じたメッセージを “墨アートに”」をテーマに、世界18カ国をはじめ、国内各地の“聖地”で創作した墨アート200点以上を一堂に展示。会期中は、華厳宗菅長 東大寺別当 狭川普文氏、丹生都比売神社 宮司 丹生晃市氏との対談も実現しました。
数多くの来場者の方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。
会期中、シンガーソングライターのさだまさしさんからメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。
柏木白光さんへ
さだまさしの詞を大切にして下さって本当にありがとうございます。『言霊の国』日本の懐の深さや、様々の物事に慈しみを顕す日本の心を『書』によって示されるお姿に心からの敬意を表します。僕も日本の心の奥行きを「言葉」にして旋律で伝えたいという願いをこれからも持ち続けたいと思います。土地があり、人があり、言葉があり、想いが生まれます。そういう人の「心」や「志」を、『書』の美しさで具現して下さる作品に感謝いたします。
僕も頑張ります。
さだまさし
柏木白光は、三重県伊勢市にある国指定の重要文化財「賓日館」にて、展覧会「神々のほほえみ 海と山と空と」を開催中です。
会場の賓日館は伊勢神宮を参拝する賓客の休憩・宿泊施設として明治20年に設立された建物。大正天皇はじめ、歴代諸皇族、各界の要人が宿泊された施設です。展覧会では、この格調高い建物で、柏木白光が伊勢をテーマに制作した作品を中心に、約100点を展示しています。
このほど、「二見浦・賓日館の会」の会長である奥野雅則氏よりメッセージをいただきました。
「私ども賓日館は、10~11月には来館者が多く、重文の建物見学以外に何か楽しんで貰える企画をと毎年頭を悩ませるのですが、幸いなことに今年は、白光先生とのご縁をいただき、「神々のほほえみ 海と山と空と」と題した個展を開催させていただくことができました。
雄大で荘厳な筆致と、繊細で優美な筆致を同時に堪能することができ、私のような書の世界に全く造詣のない者でも、思わず足が釘付けになる底知れぬ魅力を体感せずにはいられません。当然、お客様には大好評で、24日で終了してしまうのが残念でなりません。
伝統建築と伝統文化の融合に、私どもの今後の進むべき新たな方向性を見た思いで、今後もこのご縁を大切に育んでいきたいと思います。」
特定非営利活動法人 二見浦・賓日館の会 会長 奥野雅則
展覧会は11月24日までです。どうぞ足をお運びください。
柏木白光展「神々のほほえみ 海と山と空と」
会期:2019年10月26日(土)~11月24日(日)
開館:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)最終日午後2時まで
休館:火曜日
入館料:大人310円、小人(小・中・高)150円
会場:賓日館(国指定重要文化財)https://hinjitsukan.com
住所:〒519-0609 三重県伊勢市二見町茶屋 566-2
アクセス:JR二見浦駅より徒歩12分
主催:NPO法人 二見浦・賓日館の会
協賛:株式会社郵便出版社、月兎舎、株式会社根本工務店、株式会社おみくじ工房
後援:伊勢市、伊勢市教育委員会、伊勢商工会議所、公益社団法人伊勢市観光協会、伊勢まちづくり株式会社、外宮参道発展会、外宮にぎわい会議、株式会社伊勢夫婦岩パラダイス、公益財団法人修養団
柏木白光は、2019年11月27日(水)から12月2日(月)の6日間、大阪市北区の阪急うめだ本店9階「阪急うめだギャラリー」にて展覧会「書家 柏木白光 世界の聖地を巡る」を開催します。
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_byakko2019/index.html
今回の展覧会では「世界の地で感じたメッセージを “墨アートに”」をテーマに、世界18カ国をはじめ、国内各地の“聖地”で創作した墨アート200点以上を一堂に展示します。
会期中にはトークセッションのイベントを開催。11月27日(水)は華厳宗菅長 東大寺別当 狭川普文氏と、11月30日(土)は丹生都比売神社 宮司 丹生晃市氏と、それぞれ柏木白光が対談を行います。
大阪では初となる大規模な展覧会。どうぞ足をお運びください。
開催概要
タイトル:書家 柏木白光 世界の聖地を巡る
会期:2019年11月27日(水)~12月2日(月)
開場:日~木曜日 午前10時~午後8時/金・土曜日 午前10時~午後9時(最終日は午後6時閉場)
会場:阪急うめだ9階 阪急うめだギャラリー
場所:大阪市北区角田町8番7号 電話:06-6361-1381
アクセス:https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/map/index.html/
イベント:「コトコトライブ」
トークセッション01 柏木白光 × 華厳宗菅長 東大寺別当 狭川普文氏
テーマ 『世界書巡礼』 11月27日(水)午後2時~(約40分)
トークセッション02 柏木白光 × 丹生都比売神社 宮司 丹生晃市氏
テーマ 『空海、高野山開山の真実』 11月30日(土)午後2時~(約40分)
柏木白光は、10月26日(土)から11月24日(日)にかけて、三重県伊勢市の賓日館にて、展覧会「神々のほほえみ 海と山と空と」を開催します。会場の賓日館は国指定の重要文化財。伊勢神宮を参拝する賓客の休憩・宿泊施設として明治20年に設立。大正天皇はじめ、歴代諸皇族、各界の要人が宿泊された施設です。展覧会では、この格調高い建物で、柏木白光が伊勢をテーマに制作した作品を中心に、約100点を展示します。
会期中の11月4日(月・祝日)13時30分からは、歌人の小黒世茂先生の講演会を開催。講演に先立ち、柏木白光による揮毫の実演が行われます。
秋の伊勢、格調高い歴史的な建物で行われる展覧会にぜひ足をお運びください。
賓日館の詳細はこちらから。
https://hinjitsukan.com
柏木白光展「神々のほほえみ 海と山と空と」
会期:2019年10月26日(土)~11月24日(日)
開館:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)最終日午後2時まで
休館:火曜日
入館料:大人310円、小人(小・中・高)150円
会場:賓日館(国指定重要文化財)
住所:〒519-0609 三重県伊勢市二見町茶屋 566-2
アクセス:JR二見浦駅より徒歩12分
主催:NPO法人 二見浦・賓日館の会
協賛:株式会社郵便出版社、月兎舎、株式会社根本工務店、株式会社おみくじ工房
後援:伊勢市、伊勢市教育委員会、伊勢商工会議所、公益社団法人伊勢市観光協会、伊勢まちづくり株式会社、外宮参道発展会、外宮にぎわい会議、株式会社伊勢夫婦岩パラダイス、公益財団法人修養団
>> 会期中のイベント出演
小黒世茂 講演「令和」からひらく『万葉集』、そして現代短歌へ
小黒世茂先生の講演に先立ち、柏木白光による揮毫の実演を行います。
2019年11月4日(月・祝日)
開場:13時
開演:13時30分( 15時 終了予定)
観覧:無料
座席数には限りがございます。立見となる場合もございますので予めご了承ください。
講演内容
最初の元号は、飛鳥時代に定められた「大化」でした。そこから数えて 248 番目が「令和」です。「令和」は『万葉集』の「梅花の序」から採られています。 キリストが生れたとされる西暦(西紀)ではなく、元号は代々の皇帝によって決められました。それはいったい何をあらわすのでしょう? また、『万葉集』が成立して 1300 年、現代ではどのように詠まれているのでしょう。一首は三十六韻でできています。その短い歌に、人間の生きることのよろこ びや哀しみがこめられています。1300 年の歌の旅を御一緒にいたしましょう。
小黒世茂(おぐろ よも)
昭和 23 年生まれ。歌人。結社「玲瓏」編集委員、現代歌人協会会員、日本文藝家協会会員、NHK 学園講師ほか。第10回・歌壇賞受賞。歌集『隠国』『猿女』『やつとこどつこ』『舟はゆりかご』ほか。エッセイ集『熊野の森だより『』記紀に游ぶ』ほか。
9月1日(日)、大阪・梅田の阪急百貨店うめだ本店で「防災グッズ展~親子でガッテン!! 家族で生き残るため~」が開催されます。食べる、暮らす、着る、遊ぶという日常生活のなかで、災害に備えるための大切な要素を提案するイベントです。
主催である一般社団法人災害防止研究所の理事を務める柏木白光は、オープニングを祝し、書のパフォーマンスを行います。揮毫するのは「虹の子供たち」です。迫力あるパフォーマンスをぜひ、目の前で観てください。
なお、イベントタイトルの書も柏木白光によるものです。
「防災グッズ展」
日時:2019年9月1日(日)10:00~18:00
会場:阪急百貨店うめだ本店9階 阪急うめだホール
主催:一般社団法人災害防止研究所
柏木白光揮毫「虹の子供たち」10:30〜10:45
特設サイトへ( https://www.saibouken.or.jp/goods2019 )
柏木白光はこのほど、作品『琉球八社』を完成、その世界観を映像化した動画を公開しました。沖縄で八つの神社を訪れて書巡礼をする様子などをふんだんに盛り込みながら、作品に込められた思いと世界観を映像化しています。
【生きたまま浄土往生を目指す「補陀落渡海」】
那智熊野では、古来から「補陀落渡海」という修行がありました。
熊野那智の浜から、たった一人で小舟に乗り南海の彼方にある観音浄土のインド、補陀落山を目指し、大海を渡るのです。
渡海僧は、わずかな食料と水、灯明とともに小舟の屋形に入ります。その扉は渡海僧が外に出られないよう、外から釘で打ち付けられました。小舟は波間を漂い、風に流され、そして多くが沈んでいったのです。
屋形の四方には鳥居が設けられています。「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の四門を表わし、修験道の葬送作法では、この四門をくぐって浄土往生するとされていました。補陀落渡海の小舟はまさに葬送の場だったのです。
平安から江戸にかけて、数多くの観音信者が補陀落を目指し、渡海しました。
【渡海僧が熊野権現を伝えた「琉球八社」】
那智熊野の浜から、およそ1,100キロも離れた沖縄。奇跡的に流れ着いた渡海僧がいました。僧は熊野権現の宗教を沖縄に広めます。その教えは、八つの神社「琉球八社」(波之上宮、沖宮、識名宮、普天間宮、末吉宮、安里八幡宮、天久宮、金武宮)で受け継がれています。
【琉球八社を書巡礼】
柏木白光は2009年より熊野へとつづく道をめぐり、その聖地にて書巡礼し、作品を制作してきました。その作品群のひとつとして、熊野からの補陀落渡海がもたらした「琉球八社」の作品を構想。円形の紙の中央に「熊野権現」の梵字を書くとともに、八つの神社を実際に訪れ、それぞれの場で八葉の蓮花に神社の名を書いていきました。そして、外輪には密教の真言である「光明真言」の梵字を書いたのです。