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白光詩季折々 1月 「始まりの年」

白光詩季折々 2024年12月30日

巳年、蛇の年が始まります。

「蛇」はヘビが土の中で冬眠から覚める様子を描いた文字。「新たな始まり」「再生」を意味します。

いろとりどりの蛇の子どもたち。

眼差しの先には・・・。

書き初めをする先生。今年も共に学びましょう。

大切なのは「伝えたい気持ち」。どんどん脱皮して、前へ前へと挑戦する1年に!

伊勢教室会員書道展【書の風 新春を ふく】開催中

イベント情報,書道教室 2024年12月11日

柏木白光が主宰・指導する書道教室「紫凰書道会」の伊勢教室では、2024年12月10日から展覧会【書の風 新春を ふく】を開催しています。

来年の干支「巳」を会員が書した作品23点を展示。会員全員が来年への想いをのせて、それぞれが選んだ書体で書きました。また、柏木白光の手本により、今秋、熊野本宮大社にて会員が揮毫した「熊野古道の詩」の色紙作品も展示されています。

会場では、展覧会「天と地」に出品した柏木白光の代表作「光」などの作品もご覧になれます。

今年で開講10年を迎えた伊勢教室。干支作品の展示は昨年に続き2回目です。共に書と向かい合う伊勢教室の成果をぜひ、ご覧ください。

会場は三重県志摩市の「彩電館ヒルタ・彩ギャラリー」です。不定休のため、ご来場になる際には、必ず事前にお電話をお願いいたします。

会期:2024年12月10日(火)~2025年2月9日(日)【不定休】

開場:10:00~17:00

会場:彩電館ヒルタ・彩ギャラリー

住所:〒517-0506 三重県志摩市阿児町国府4253

問合せ:不定休のため、来場ご希望の方は下記までお電話をお願いいたします。

Tel. 090-4081-6286 Tel. 0599-47-4777

白光詩季折々 12月 「クリスマスの思い出」

白光詩季折々 2024年12月05日

12月。まちはクリスマス気分です。

どこからともなく、鈴の音色が聴こえてきます。

クリスマスの夜は、家族との団らんと美味しい食事を楽しむ大切なひととき。

お楽しみはプレゼント。サンタさんはきっとやって来る。もちろん、トナカイさんと一緒に!

聖なる心が舞い降りる夜。世界の子どもたちに穏やかな時間が訪れますように。Merry Christmas!

(画:柏木史帆、書:柏木白光)

白光詩季折々 11月 「呉爾羅~ゴジラの誕生日」

白光詩季折々 2024年11月03日

11月3日は、ゴジラの誕生日。2024年は生誕70年の記念の年です。(色紙は怪獣絵師・開田裕治先生の作品)

初めて観たのは『モスラ対ゴジラ』。小学校全員で観に行きました。あまりにも鮮烈な印象で、子どもたちはみな、インドネシア語で『モスラの歌』を歌いました。

誕生から70年、ゴジラは色褪せることなく、神々しいシンボルとして私たちに大切なことを伝え続けてくれています。

田辺市に作品「龍翔鳳舞」を寄贈

奉納 2024年10月23日

2024年10月18日、作品「龍翔鳳舞」を展覧会「天と地」を開催している和歌山県田辺市に寄贈させていただきました。当日は、田辺市本庁舎にて真砂充敏市長に作品が手渡されました。

本作品は、熊野本宮大社の大斎原にて2024年初夏に揮毫しました。

寄贈の様子を、毎日新聞、紀伊民報に取材をしていただきました。

「天と地」展覧会レポート 「見えないものが行き交う空間」 

イベント報告 2024年10月11日

展覧会初日に「天と地」を観覧された増野華奈子さんに感想のレポートを寄せていただきました。

書家・柏木白光先生の展示会『天と地』にうかがいました。  

会場は、熊野本宮の目の前にある熊野本宮館でした。東京から向かったので、前夜は渡瀬温泉の宿に泊まりました。空から降った雨が霧となって立ち昇り、山裾をのぼって雲となり、再び空に還っていく様子を眺めながら、天と地が近くにあってまるで神話の中にいるかのような場所だと感じました。  

翌朝早くに会場に足を踏み入れると、熊野の大気を集め、墨で紙上に再現したかのような作品群が展示された空間が広がっていました。また、古来、多くの人々が熊野を訪れ、和歌や俳句や詩で表現しようとした、その想いや心までが、さまざまな書体を自在に駆使することで、瑞々しく表現されているのが印象的でした。  

目には見えない流動的なものが書として形を持ち、見る人の心に直に伝わっていく――。そういう圧倒的な説得力を宿す作品群でした。  

初日のオープニングセレモニーでは、修験道による開闢法要が執り行われ、会場全体が神聖な雰囲気で満たされました。また、熊野古道を訪れた外国からのお客さんも大勢来場し、真剣な眼差しで作品に見入っていました。

書を中心に、熊野の大気が会場へ、いにしえの想いが令和へ、そして日本から海外へと、目には見えないものが動的に行き交っているように感じました。  

増野華奈子

熊野本宮館にて『天と地』開幕

イベント報告 2024年10月10日

2024年10月5日、「書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」が世界遺産 熊野本宮館(和歌山県田辺市)にて開幕しました。

オープニングセレモーでは、主催である熊野本宮観光協会の名渕敬会長によるご挨拶に続き、真砂充敏田辺市長、九鬼家隆熊野本宮大社宮司からお言葉をいただきました。

ご挨拶をいただいた三氏に加え、熊野那智大社の男成洋三宮司、国際熊野学会の山本殖生代表委員、柏木白光も加わり、テープカットが挙行されました。

画像をクリックすると動画が再生されます

テープカットに続き、正大先達・高木亮英大導師 ならびに 那智山青岸渡寺 熊野修験山伏による開闢(かいびゃく)法要が行われました。

セレモニーを終え、展覧会「天と地」は無事、開幕いたしました。ぜひ、会場へ足をお運びください。

白光詩季折々 10月 「夢」

白光詩季折々 2024年09月30日

ハロウィンの夜、子どもたちは、仮装をして、まちに繰り出します。

大きなカボチャが飾られた家を訪ねて、お菓子をねだります。合言葉は”trick or treat”(トリック・オア・トリート)!

たくさんのお菓子を持ち帰り、ベッドで眠りにつけば、もう夢の世界。ハロウィンの楽しい思い出と深い眠りが子どもたちに無限の夢を広げます。

「一念の眠りの中に 千萬の夢あり」(弘法大師空海)

10月5日9:00〜オープニングセレモニーを開催、熊野修験による法要が行われます

イベント情報 2024年09月30日

10月5日(土)9:00より「書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」のオープニングテープカットセレモニーを開催します。

テープカットに先立ち、正大先達・高木亮英大導師 ならびに 那智山青岸渡寺 熊野修験山伏による開闢(かいびゃく)法要を行います。観覧自由ですのでぜひ、ご来場ください。

【セレモニー概要】
タイトル:紀伊山地の霊場と参詣道・世界遺産登録20周年記念展覧会
     書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼 
     オープニングテープカットセレモニー
期日:2024(令和6)年10月5日(土)9:00〜
会場:世界遺産 熊野本宮館 メインステージ
住所:〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1

【テープカットセレモニーご列席者の方々】(予定)
真砂充敏様(田辺市長)
九鬼家隆様(熊野本宮大社宮司)
男成洋三様(熊野那智大社宮司)
高木亮英様(那智山青岸渡寺住職)
山本殖生様(国際熊野学会代表委員)     
名渕 敬様(熊野本宮観光協会会長)      
柏木白光

那智山青岸渡寺 熊野修験について こちらから

写真は2023年開催の『天と地』展(賓日館、三重県伊勢市)での熊野修験による法要の様子

白光詩季折々 9月 「鏡」

白光詩季折々 2024年09月02日

夏から秋へ。新たな季節の訪れを前に、昭憲皇太后の御歌が心に沁みます。

「朝ごとにむかふ鏡のくもりなく あらまほしきは心なりけり」(昭憲皇太后御歌)

毎朝、私達が向かう鏡がきれいだと気持ちが良いように、人の心も、いろいろなものを映す鏡ですから、常に清く澄ませておきたいものです。

平安時代の歌人、大江千里(おおえのちさと)は、闇夜に浮かぶ月の鏡に心を映しました。

「月見ればちぢに物こそ悲しけれ 我が身ひとつのあきにはあらねど」(百人一首より)

柏木白楠(書)、柏木奈菜実(画)

書は心を映す鏡。子どもたちは墨の鏡を磨き続けています。

夏の嵐が過ぎ去った後は、彩りの秋、実りの秋が訪れますように。