白光詩季折々 11月 「呉爾羅~ゴジラの誕生日」
11月3日は、ゴジラの誕生日。2024年は生誕70年の記念の年です。(色紙は怪獣絵師・開田裕治先生の作品)
初めて観たのは『モスラ対ゴジラ』。小学校全員で観に行きました。あまりにも鮮烈な印象で、子どもたちはみな、インドネシア語で『モスラの歌』を歌いました。
誕生から70年、ゴジラは色褪せることなく、神々しいシンボルとして私たちに大切なことを伝え続けてくれています。
11月3日は、ゴジラの誕生日。2024年は生誕70年の記念の年です。(色紙は怪獣絵師・開田裕治先生の作品)
初めて観たのは『モスラ対ゴジラ』。小学校全員で観に行きました。あまりにも鮮烈な印象で、子どもたちはみな、インドネシア語で『モスラの歌』を歌いました。
誕生から70年、ゴジラは色褪せることなく、神々しいシンボルとして私たちに大切なことを伝え続けてくれています。
2024年10月18日、作品「龍翔鳳舞」を展覧会「天と地」を開催している和歌山県田辺市に寄贈させていただきました。当日は、田辺市本庁舎にて真砂充敏市長に作品が手渡されました。
本作品は、熊野本宮大社の大斎原にて2024年初夏に揮毫しました。
寄贈の様子を、毎日新聞、紀伊民報に取材をしていただきました。
展覧会初日に「天と地」を観覧された増野華奈子さんに感想のレポートを寄せていただきました。
書家・柏木白光先生の展示会『天と地』にうかがいました。
会場は、熊野本宮の目の前にある熊野本宮館でした。東京から向かったので、前夜は渡瀬温泉の宿に泊まりました。空から降った雨が霧となって立ち昇り、山裾をのぼって雲となり、再び空に還っていく様子を眺めながら、天と地が近くにあってまるで神話の中にいるかのような場所だと感じました。
翌朝早くに会場に足を踏み入れると、熊野の大気を集め、墨で紙上に再現したかのような作品群が展示された空間が広がっていました。また、古来、多くの人々が熊野を訪れ、和歌や俳句や詩で表現しようとした、その想いや心までが、さまざまな書体を自在に駆使することで、瑞々しく表現されているのが印象的でした。
目には見えない流動的なものが書として形を持ち、見る人の心に直に伝わっていく――。そういう圧倒的な説得力を宿す作品群でした。
初日のオープニングセレモニーでは、修験道による開闢法要が執り行われ、会場全体が神聖な雰囲気で満たされました。また、熊野古道を訪れた外国からのお客さんも大勢来場し、真剣な眼差しで作品に見入っていました。
書を中心に、熊野の大気が会場へ、いにしえの想いが令和へ、そして日本から海外へと、目には見えないものが動的に行き交っているように感じました。
増野華奈子
2024年10月5日、「書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」が世界遺産 熊野本宮館(和歌山県田辺市)にて開幕しました。
オープニングセレモーでは、主催である熊野本宮観光協会の名渕敬会長によるご挨拶に続き、真砂充敏田辺市長、九鬼家隆熊野本宮大社宮司からお言葉をいただきました。
ご挨拶をいただいた三氏に加え、熊野那智大社の男成洋三宮司、国際熊野学会の山本殖生代表委員、柏木白光も加わり、テープカットが挙行されました。
テープカットに続き、正大先達・高木亮英大導師 ならびに 那智山青岸渡寺 熊野修験山伏による開闢(かいびゃく)法要が行われました。
セレモニーを終え、展覧会「天と地」は無事、開幕いたしました。ぜひ、会場へ足をお運びください。
ハロウィンの夜、子どもたちは、仮装をして、まちに繰り出します。
大きなカボチャが飾られた家を訪ねて、お菓子をねだります。合言葉は”trick or treat”(トリック・オア・トリート)!
たくさんのお菓子を持ち帰り、ベッドで眠りにつけば、もう夢の世界。ハロウィンの楽しい思い出と深い眠りが子どもたちに無限の夢を広げます。
「一念の眠りの中に 千萬の夢あり」(弘法大師空海)
10月5日(土)9:00より「書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」のオープニングテープカットセレモニーを開催します。
テープカットに先立ち、正大先達・高木亮英大導師 ならびに 那智山青岸渡寺 熊野修験山伏による開闢(かいびゃく)法要を行います。観覧自由ですのでぜひ、ご来場ください。
【セレモニー概要】
タイトル:紀伊山地の霊場と参詣道・世界遺産登録20周年記念展覧会
書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼
オープニングテープカットセレモニー
期日:2024(令和6)年10月5日(土)9:00〜
会場:世界遺産 熊野本宮館 メインステージ
住所:〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1
【テープカットセレモニーご列席者の方々】(予定)
真砂充敏様(田辺市長)
九鬼家隆様(熊野本宮大社宮司)
男成洋三様(熊野那智大社宮司)
高木亮英様(那智山青岸渡寺住職)
山本殖生様(国際熊野学会代表委員)
名渕 敬様(熊野本宮観光協会会長)
柏木白光
那智山青岸渡寺 熊野修験について こちらから
夏から秋へ。新たな季節の訪れを前に、昭憲皇太后の御歌が心に沁みます。
毎朝、私達が向かう鏡がきれいだと気持ちが良いように、人の心も、いろいろなものを映す鏡ですから、常に清く澄ませておきたいものです。
平安時代の歌人、大江千里(おおえのちさと)は、闇夜に浮かぶ月の鏡に心を映しました。
「月見ればちぢに物こそ悲しけれ 我が身ひとつのあきにはあらねど」(百人一首より)
書は心を映す鏡。子どもたちは墨の鏡を磨き続けています。
夏の嵐が過ぎ去った後は、彩りの秋、実りの秋が訪れますように。
クラウドファンディング開催中です!
【最新ニュース】
2024年10月20日 展覧会「天と地」閉幕いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました!
2024年10月18日 田辺市に 作品「龍翔凰舞」を寄贈しました。
2024年10月11日 「天と地」展覧会レポート「見えないものが行き交う空間」を公開しました。
2024年10月10日 「天と地」オープニングセレモニーのレポートを公開しました。
2024年10月8日 「熊野新聞」「紀伊民報」に展覧会の紹介記事が掲載されました。
2024年10月6日 「読売新聞オンライン」で展覧会紹介記事「熊野巡る書 幸せ運ぶ」が掲載されました。
2024年10月5日 展覧会「天と地」が開幕しました!
2024(令和6)年は「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコ世界遺産に登録されて20周年を迎える記念すべき年です。
熊野本宮観光協会では、記念行事の一環として10月5日(土)から20日(日)、「書家 柏木白光作品展 『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」を開催します。会場は、熊野本宮大社にほど近い「世界遺産 熊野本宮館」(和歌山県田辺市本宮町)です。
書家・柏木白光は、国内外の聖地に赴き書作品を制作し、精力的に展覧会を開催してきました。2009 年からは熊野古道をテーマとした作品制作を開始。熊野へと通じる参詣の路を歩み、人々の祈りの場である紀伊半島の聖地を書巡礼してきたのです。
それぞれの地において、そこに宿る聖なるものと対話し、舞い降りた想いを筆と墨と紙で昇華する。12年の歳月をかけ、神社仏閣をはじめ89ヶ所の聖地において制作を続けてきた書作品の集大成が『天と地』です。
展覧会『天と地』では、会場となる熊野本宮館の展示スペースに代表作約100点を展示します。
【開催概要】
タイトル:紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産登録20周年記念展覧会 書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼
主催:熊野本宮観光協会
企画運営:一般社団法人 災害防止研究所
後援:和歌山県、田辺市、国際熊野学会、読売新聞社
会期:2024(令和6)年10月5日(土)〜10月20日(日)※会期中無休
開場:午前9時〜午後5時(最終日は午後2時まで)
会場:世界遺産 熊野本宮館
〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮100-1 TEL 0735-42-0751 (アクセス)
【熊野三山をテーマとした作品】
夏休みがやってきました。海で遊ぶ時間は子どもたちにとって冒険そのものです。
心の高鳴りは、海賊一味の冒険ぐらいのワクワクです。
ありったけの夢をかき集め 捜し物を探しに行くのさ ONE PIECE
羅針盤なんて 渋滞のもと 熱にうかされ 舵をとるのさ
ホコリかぶってた宝の地図も 確かめたのなら伝説じゃない!
個人的な嵐は誰かの バイオリズム乗っかって 思い過こせばいい!
ありったけの夢をかき集め 捜し物を捜しにいくのさ ポケットのコイン、それと
You wanna be my Friend? We are, we are on the cruise!
ウィーアー!
『ウィーアー! (ワンピース!)』(作詞:藤林聖子 作曲:田中公平)
冒険家たちはいつでも腹ペコ。釣りをして、腹ごしらえ。
海を泳ぎ回る色とりどりの魚たちは、本部教室の子どもたちが彩色してくれました。
巨大な船の甲板で描いた「海」。目前には群青色の海が広がっていました。
子どもたちが冒険から無事、帰りますように。(『海』佐世保にて 白光書)
朝顔と金魚鉢。夢のような冒険から家に帰った子どもたちを、いつもの夏の風景が出迎えてくれます。
熊野本宮語り部の会では、熊野を訪れる方々に、文化や史跡はもちろんのこと、熊野古道沿いにある王子社やお地蔵様、各地の伝承などを紹介しながら古道を案内しています。
語り部の方々は背中に大きく「森羅万象」と入ったユニフォームを着用しているのですが、その書を柏木白光が揮毫させていただきました。熊野本宮語り部の会の松本純一会長からメッセージをいただきました。
「熊野三山を目指すように伸びる幾筋もの参詣道が 2004年7月 「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録されました。
自然と歴史が織りなす神聖な巡礼路 「熊野古道」は、古より信仰の対象とされ、 平安・鎌倉時代には後白河法皇や後鳥羽上皇など多くの上皇や女院、貴族が熊野三山を目指し、その後武士から庶民へと熊野詣は盛んになりました。 その様子は「蟻の熊野の詣で」と例えられるほどでした。
私達、 熊野本宮語り部の会では、歴史ある神社仏閣が今なお点在する参詣道 「熊野古道」にお越しの方々をご案内する語り部として活動を行っています。
語り部の会では、世界遺産登録20周年を記念して、新たなユニフォームを作成、背には神仏習合の聖地である熊野を象徴する「森羅万象」の文字を大きくプリントしました。
揮毫は、長年にわたり熊野三山を中心とした熊野の地で制作活動中の書家柏木白光さんに依頼、私達の活動に似合いの素晴らしい書体でしたためていただきました。
熊野古道にお越しの観光客の皆さんからも好評の森羅万象のユニフォームを着用した語り部が、今日も熊野古道で活動しています。
熊野本宮語り部の会 梅崎奈美江さんからもコメントをいただきました。
「白光先生が揮毫してくれた 「森羅万象」 を背負って熊野古道を案内しています。
森羅万象ポロシャツを着て皆地笠を被っているとたくさん声を掛けられます。道はもちろん、熊野の神様のこと、花の名前、時には悩みを打ち明けられたり。 きっと「ただものではない」感じがするのでしょう。
昔から男女を問わず身分を問わずすべての人を受け入れてきた本宮の神様。森羅万象すべてを包みこむ熊野に感謝。 祈りを大切に思うこの地に暮らして伝統を受け継ぎ熊野古道を支えていけたらと思います」
[熊野本宮語り部の会]の詳細については
にてご確認いただけます。