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白光詩季折々 5月「飛翔」

白光詩季折々 2024年04月30日

男子の孫が生まれ、亡き父、宇都宮廣が49年前に贈って下さった節句飾りが毎年参上。

色紙は、富士山の絵はがきに、谷川俊太郎の詩を書きました。

あなたは飛ぶ

雲海の上を翼なく

空を畏れながらも

晴れ晴れと

(谷川俊太郎)

健やかに育てと、小判は50両が3つと3両で153両を献上。

刀は「抜けば玉散る氷の刃」ではなく、「抜けば学べる普通の鉛筆」です。

鯉のぼり背景は松久佳遊先生作の「観音様屏風絵」。子どもたちの成長を見守りください。

【白光詩季折々】4月「光」

白光詩季折々 2024年04月01日

桜前線がゆっくりと日本列島を動き始めました。

🎶[音楽祭り]で子どもたちは新学期を迎えます。

伊勢七宝まり作家、松崎薫作

「書者散也」(空海の言葉、白光書)小屏風

「光」(白光書)

光を求め歩き続ける 

君の情熱がいつの日か 

誰かにとっての

光となるでしょう 

誰かにとっての

兆しとなるでしょう

(B’z『光芒』[作詞:稲葉浩志]より)

橿原神宮へ書巡礼作品「光」を奉納

奉納 2024年04月01日

2024年3月20日、柏木白光は作品「光」を橿原神宮(奈良県橿原市)に奉納させていただきました。早朝からの荒天もおさまり、関係者の列席の下、社殿にて奉納奉告祭の儀式が滞りなく執り行われました。

柏木白光は、熊野古道にまつわる聖地を書巡礼し、神社仏閣で作品制作を行なってきました。橿原神宮で制作された「光」は、高さ165cm・幅185cmの巨木の樫に、象形文字の「光」と北原白秋の『海道東征』を書した作品です。

橿原(かしはら)は、日本最古の正史とされる『日本書紀』で日本建国の地と記されています。初代天皇の神武天皇は、豊かで平和な国づくりを目指し、九州の高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越えて、橿原宮を創建されました。橿原神宮は、神武天皇が造営し即位した場所とする日本書紀の記述を基に明治23(1890)年に創建されました。

『海道東征』は、神武天皇の日本建国神話をもとにした北原白秋作詩、信時潔作曲の交声曲です。その詩には、大和への憧れ、船出や各地での日々と苦難、そして偉業が叶ったことを寿(ことほ)ぐ内容が描かれています。

【橿原神宮「光」制作風景】