2月2日は「節分(せつぶん)」です。辞書を引いてみると。。。
① 季節の変わり目。立春・立夏・立秋・立冬の称。せちぶん。② 特に立春の前日の称。この日鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口にさし,炒り豆をまいて悪疫退散,招福の行事を行う風習がある。冬から春への境として物忌みに籠ったのが本来の行事。
この世から悪疫がなくなることを祈りながら、みんなで、豆を撒きましょう。
おにはそと ふくはうち
ぱらっ ぱらっ ぱらっ ぱらっ
まめのおと
おには こっそり にげていく
おにはそと ふくはうち
ぱらっ ぱらっ ぱらっ ぱらっ
まめのおと
はやく おはいり ふくのかみ
高千穂神社でも、たくさん御供物をあげて、神楽を奉納。招福円満!悪疫退散!
みなさまの春が富みますように。
巳年、蛇の年が始まります。
「蛇」はヘビが土の中で冬眠から覚める様子を描いた文字。「新たな始まり」「再生」を意味します。
いろとりどりの蛇の子どもたち。
眼差しの先には・・・。
書き初めをする先生。今年も共に学びましょう。
大切なのは「伝えたい気持ち」。どんどん脱皮して、前へ前へと挑戦する1年に!
12月。まちはクリスマス気分です。
どこからともなく、鈴の音色が聴こえてきます。
クリスマスの夜は、家族との団らんと美味しい食事を楽しむ大切なひととき。
お楽しみはプレゼント。サンタさんはきっとやって来る。もちろん、トナカイさんと一緒に!
聖なる心が舞い降りる夜。世界の子どもたちに穏やかな時間が訪れますように。Merry Christmas!
(画:柏木史帆、書:柏木白光)
ハロウィンの夜、子どもたちは、仮装をして、まちに繰り出します。
大きなカボチャが飾られた家を訪ねて、お菓子をねだります。合言葉は”trick or treat”(トリック・オア・トリート)!
たくさんのお菓子を持ち帰り、ベッドで眠りにつけば、もう夢の世界。ハロウィンの楽しい思い出と深い眠りが子どもたちに無限の夢を広げます。
「一念の眠りの中に 千萬の夢あり」(弘法大師空海)
夏から秋へ。新たな季節の訪れを前に、昭憲皇太后の御歌が心に沁みます。
「朝ごとにむかふ鏡のくもりなく あらまほしきは心なりけり」(昭憲皇太后御歌)
毎朝、私達が向かう鏡がきれいだと気持ちが良いように、人の心も、いろいろなものを映す鏡ですから、常に清く澄ませておきたいものです。
平安時代の歌人、大江千里(おおえのちさと)は、闇夜に浮かぶ月の鏡に心を映しました。
「月見ればちぢに物こそ悲しけれ 我が身ひとつのあきにはあらねど」(百人一首より)
柏木白楠(書)、柏木奈菜実(画)
書は心を映す鏡。子どもたちは墨の鏡を磨き続けています。
夏の嵐が過ぎ去った後は、彩りの秋、実りの秋が訪れますように。
夏休みがやってきました。海で遊ぶ時間は子どもたちにとって冒険そのものです。
心の高鳴りは、海賊一味の冒険ぐらいのワクワクです。
ありったけの夢をかき集め 捜し物を探しに行くのさ ONE PIECE
羅針盤なんて 渋滞のもと 熱にうかされ 舵をとるのさ
ホコリかぶってた宝の地図も 確かめたのなら伝説じゃない!
個人的な嵐は誰かの バイオリズム乗っかって 思い過こせばいい!
ありったけの夢をかき集め 捜し物を捜しにいくのさ ポケットのコイン、それと
You wanna be my Friend? We are, we are on the cruise!
ウィーアー!
『ウィーアー! (ワンピース!)』(作詞:藤林聖子 作曲:田中公平)
冒険家たちはいつでも腹ペコ。釣りをして、腹ごしらえ。
海を泳ぎ回る色とりどりの魚たちは、本部教室の子どもたちが彩色してくれました。
巨大な船の甲板で描いた「海」。目前には群青色の海が広がっていました。
子どもたちが冒険から無事、帰りますように。(『海』佐世保にて 白光書)
朝顔と金魚鉢。夢のような冒険から家に帰った子どもたちを、いつもの夏の風景が出迎えてくれます。
7月に入ると、中津の街には、「チキチンチキチン、チキチンコンコン」とお囃子の音色が響きます。
7月末に開かれる「中津祇園祭」。大人も、子どもも、心躍らせて、祭の準備に余念がありません。
幼い頃、「江戸時代、京都へ祇園車をつくりに中津の船大工が京都に行き、郷里に帰ると中津のお殿様が『我が中津にも祇園車が欲しい』と言って中津祇園車が生まれた。神様は京都の八坂神社からやって来た」と教えてもらった記憶があります。
日舞を習い、祇園車で踊っていた母。祭の夜は、遅くまで一緒に祇園車に付いていきました。母との大切な思い出です。祇園車で踊る母はとても綺麗でした。
中津祇園、豊後町御神殿奉斎車、稚児舞(影向楽)。
中津祇園祭で謡われる「影向楽(ようごうがく)」。
開けし国は久方の御世
天津神世の まつりごと
宮居涼しき くらなしの浜
出船入船あれを見よ
須磨の浦の荒木の さくら
散らで残れる磯馴れ松
千早振る 千早振る
神と君との道すぐに
打治まれる御代なれや
民も豊かに澄む水の
流れの末の末ずえも
歌い戯れ千代に八千代に
祇園車に掲げられている「影向楽」の額縁。
子どもの頃の祭りのワクワク。大人になって故郷とつなぐ大切な思い出になりますように。
梅雨の季節が訪れました。
樹も草も しづかにて 梅雨はじまりぬ (日野草城の句)
田んぼや野原は、元気な蛙たちの声でにぎやかです。
蛙のような岩塊を動かすと
硯が現れます。
硯と墨は水と出逢い、書が生まれます。
美空ひばり『川の流れのように』(作詞:秋元康、作曲:見岳章)
いつか旅立つ子どもたちが、無事、かえりますように。
男子の孫が生まれ、亡き父、宇都宮廣が49年前に贈って下さった節句飾りが毎年参上。
色紙は、富士山の絵はがきに、谷川俊太郎の詩を書きました。
あなたは飛ぶ
雲海の上を翼なく
空を畏れながらも
晴れ晴れと
(谷川俊太郎)
健やかに育てと、小判は50両が3つと3両で153両を献上。
刀は「抜けば玉散る氷の刃」ではなく、「抜けば学べる普通の鉛筆」です。
鯉のぼり背景は松久佳遊先生作の「観音様屏風絵」。子どもたちの成長を見守りください。