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田辺市に作品「龍翔鳳舞」を寄贈

奉納 2024年10月23日

2024年10月18日、作品「龍翔鳳舞」を展覧会「天と地」を開催している和歌山県田辺市に寄贈させていただきました。当日は、田辺市本庁舎にて真砂充敏市長に作品が手渡されました。

本作品は、熊野本宮大社の大斎原にて2024年初夏に揮毫しました。

寄贈の様子を、毎日新聞、紀伊民報に取材をしていただきました。

「天と地」展覧会レポート 「見えないものが行き交う空間」 

イベント報告 2024年10月11日

展覧会初日に「天と地」を観覧された増野華奈子さんに感想のレポートを寄せていただきました。

書家・柏木白光先生の展示会『天と地』にうかがいました。  

会場は、熊野本宮の目の前にある熊野本宮館でした。東京から向かったので、前夜は渡瀬温泉の宿に泊まりました。空から降った雨が霧となって立ち昇り、山裾をのぼって雲となり、再び空に還っていく様子を眺めながら、天と地が近くにあってまるで神話の中にいるかのような場所だと感じました。  

翌朝早くに会場に足を踏み入れると、熊野の大気を集め、墨で紙上に再現したかのような作品群が展示された空間が広がっていました。また、古来、多くの人々が熊野を訪れ、和歌や俳句や詩で表現しようとした、その想いや心までが、さまざまな書体を自在に駆使することで、瑞々しく表現されているのが印象的でした。  

目には見えない流動的なものが書として形を持ち、見る人の心に直に伝わっていく――。そういう圧倒的な説得力を宿す作品群でした。  

初日のオープニングセレモニーでは、修験道による開闢法要が執り行われ、会場全体が神聖な雰囲気で満たされました。また、熊野古道を訪れた外国からのお客さんも大勢来場し、真剣な眼差しで作品に見入っていました。

書を中心に、熊野の大気が会場へ、いにしえの想いが令和へ、そして日本から海外へと、目には見えないものが動的に行き交っているように感じました。  

増野華奈子

熊野本宮館にて『天と地』開幕

イベント報告 2024年10月10日

2024年10月5日、「書家 柏木白光作品展『天と地』 熊野古道をめぐる書巡礼」が世界遺産 熊野本宮館(和歌山県田辺市)にて開幕しました。

オープニングセレモーでは、主催である熊野本宮観光協会の名渕敬会長によるご挨拶に続き、真砂充敏田辺市長、九鬼家隆熊野本宮大社宮司からお言葉をいただきました。

ご挨拶をいただいた三氏に加え、熊野那智大社の男成洋三宮司、国際熊野学会の山本殖生代表委員、柏木白光も加わり、テープカットが挙行されました。

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テープカットに続き、正大先達・高木亮英大導師 ならびに 那智山青岸渡寺 熊野修験山伏による開闢(かいびゃく)法要が行われました。

セレモニーを終え、展覧会「天と地」は無事、開幕いたしました。ぜひ、会場へ足をお運びください。