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伊勢市の賓日館で「神々のほほえみ 海と山と空と」を開催

柏木白光は、10月26日(土)から11月24日(日)にかけて、三重県伊勢市の賓日館にて、展覧会「神々のほほえみ 海と山と空と」を開催します。会場の賓日館は国指定の重要文化財。伊勢神宮を参拝する賓客の休憩・宿泊施設として明治20年に設立。大正天皇はじめ、歴代諸皇族、各界の要人が宿泊された施設です。展覧会では、この格調高い建物で、柏木白光が伊勢をテーマに制作した作品を中心に、約100点を展示します。

会期中の11月4日(月・祝日)13時30分からは、歌人の小黒世茂先生の講演会を開催。講演に先立ち、柏木白光による揮毫の実演が行われます。

秋の伊勢、格調高い歴史的な建物で行われる展覧会にぜひ足をお運びください。

賓日館の詳細はこちらから。
https://hinjitsukan.com

柏木白光展「神々のほほえみ 海と山と空と」
会期:2019年10月26日(土)~11月24日(日)
開館:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)最終日午後2時まで
休館:火曜日
入館料:大人310円、小人(小・中・高)150円
会場:賓日館(国指定重要文化財)
住所:〒519-0609 三重県伊勢市二見町茶屋 566-2
アクセス:JR二見浦駅より徒歩12分

主催:NPO法人 二見浦・賓日館の会
協賛:株式会社郵便出版社、月兎舎、株式会社根本工務店、株式会社おみくじ工房
後援:伊勢市、伊勢市教育委員会、伊勢商工会議所、公益社団法人伊勢市観光協会、伊勢まちづくり株式会社、外宮参道発展会、外宮にぎわい会議、株式会社伊勢夫婦岩パラダイス、公益財団法人修養団

>> 会期中のイベント出演
小黒世茂 講演「令和」からひらく『万葉集』、そして現代短歌へ

小黒世茂先生の講演に先立ち、柏木白光による揮毫の実演を行います。

2019年11月4日(月・祝日)
開場:13時
開演:13時30分( 15時 終了予定)
観覧:無料
座席数には限りがございます。立見となる場合もございますので予めご了承ください。

講演内容
最初の元号は、飛鳥時代に定められた「大化」でした。そこから数えて 248 番目が「令和」です。「令和」は『万葉集』の「梅花の序」から採られています。 キリストが生れたとされる西暦(西紀)ではなく、元号は代々の皇帝によって決められました。それはいったい何をあらわすのでしょう? また、『万葉集』が成立して 1300 年、現代ではどのように詠まれているのでしょう。一首は三十六韻でできています。その短い歌に、人間の生きることのよろこ びや哀しみがこめられています。1300 年の歌の旅を御一緒にいたしましょう。

小黒世茂(おぐろ よも)
昭和 23 年生まれ。歌人。結社「玲瓏」編集委員、現代歌人協会会員、日本文藝家協会会員、NHK 学園講師ほか。第10回・歌壇賞受賞。歌集『隠国』『猿女』『やつとこどつこ』『舟はゆりかご』ほか。エッセイ集『熊野の森だより『』記紀に游ぶ』ほか。

防災グッズ展(9月1日、大阪)で「虹の子たち」を揮毫

イベント情報 2019年08月15日

9月1日(日)、大阪・梅田の阪急百貨店うめだ本店で「防災グッズ展~親子でガッテン!! 家族で生き残るため~」が開催されます。食べる、暮らす、着る、遊ぶという日常生活のなかで、災害に備えるための大切な要素を提案するイベントです。

主催である一般社団法人災害防止研究所の理事を務める柏木白光は、オープニングを祝し、書のパフォーマンスを行います。揮毫するのは「虹の子供たち」です。迫力あるパフォーマンスをぜひ、目の前で観てください。

なお、イベントタイトルの書も柏木白光によるものです。

「防災グッズ展」
日時:2019年9月1日(日)10:00~18:00
会場:阪急百貨店うめだ本店9階 阪急うめだホール
主催:一般社団法人災害防止研究所

柏木白光揮毫「虹の子供たち」10:30〜10:45

特設サイトへ( https://www.saibouken.or.jp/goods2019

熊野から沖縄へ。作品『琉球八社』の世界を映像化

作品制作 2019年08月06日

柏木白光はこのほど、作品『琉球八社』を完成、その世界観を映像化した動画を公開しました。沖縄で八つの神社を訪れて書巡礼をする様子などをふんだんに盛り込みながら、作品に込められた思いと世界観を映像化しています。

 

【生きたまま浄土往生を目指す「補陀落渡海」】
那智熊野では、古来から「補陀落渡海」という修行がありました。
熊野那智の浜から、たった一人で小舟に乗り南海の彼方にある観音浄土のインド、補陀落山を目指し、大海を渡るのです。
渡海僧は、わずかな食料と水、灯明とともに小舟の屋形に入ります。その扉は渡海僧が外に出られないよう、外から釘で打ち付けられました。小舟は波間を漂い、風に流され、そして多くが沈んでいったのです。
屋形の四方には鳥居が設けられています。「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の四門を表わし、修験道の葬送作法では、この四門をくぐって浄土往生するとされていました。補陀落渡海の小舟はまさに葬送の場だったのです。
平安から江戸にかけて、数多くの観音信者が補陀落を目指し、渡海しました。

【渡海僧が熊野権現を伝えた「琉球八社」】
那智熊野の浜から、およそ1,100キロも離れた沖縄。奇跡的に流れ着いた渡海僧がいました。僧は熊野権現の宗教を沖縄に広めます。その教えは、八つの神社「琉球八社」(波之上宮、沖宮、識名宮、普天間宮、末吉宮、安里八幡宮、天久宮、金武宮)で受け継がれています。

【琉球八社を書巡礼】
柏木白光は2009年より熊野へとつづく道をめぐり、その聖地にて書巡礼し、作品を制作してきました。その作品群のひとつとして、熊野からの補陀落渡海がもたらした「琉球八社」の作品を構想。円形の紙の中央に「熊野権現」の梵字を書くとともに、八つの神社を実際に訪れ、それぞれの場で八葉の蓮花に神社の名を書いていきました。そして、外輪には密教の真言である「光明真言」の梵字を書いたのです。