9月1日(日)、大阪・梅田の阪急百貨店うめだ本店で「防災グッズ展~親子でガッテン!! 家族で生き残るため~」が開催されます。食べる、暮らす、着る、遊ぶという日常生活のなかで、災害に備えるための大切な要素を提案するイベントです。
主催である一般社団法人災害防止研究所の理事を務める柏木白光は、オープニングを祝し、書のパフォーマンスを行います。揮毫するのは「虹の子供たち」です。迫力あるパフォーマンスをぜひ、目の前で観てください。
なお、イベントタイトルの書も柏木白光によるものです。
「防災グッズ展」
日時:2019年9月1日(日)10:00~18:00
会場:阪急百貨店うめだ本店9階 阪急うめだホール
主催:一般社団法人災害防止研究所
柏木白光揮毫「虹の子供たち」10:30〜10:45
特設サイトへ( https://www.saibouken.or.jp/goods2019 )
柏木白光はこのほど、作品『琉球八社』を完成、その世界観を映像化した動画を公開しました。沖縄で八つの神社を訪れて書巡礼をする様子などをふんだんに盛り込みながら、作品に込められた思いと世界観を映像化しています。
【生きたまま浄土往生を目指す「補陀落渡海」】
那智熊野では、古来から「補陀落渡海」という修行がありました。
熊野那智の浜から、たった一人で小舟に乗り南海の彼方にある観音浄土のインド、補陀落山を目指し、大海を渡るのです。
渡海僧は、わずかな食料と水、灯明とともに小舟の屋形に入ります。その扉は渡海僧が外に出られないよう、外から釘で打ち付けられました。小舟は波間を漂い、風に流され、そして多くが沈んでいったのです。
屋形の四方には鳥居が設けられています。「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の四門を表わし、修験道の葬送作法では、この四門をくぐって浄土往生するとされていました。補陀落渡海の小舟はまさに葬送の場だったのです。
平安から江戸にかけて、数多くの観音信者が補陀落を目指し、渡海しました。
【渡海僧が熊野権現を伝えた「琉球八社」】
那智熊野の浜から、およそ1,100キロも離れた沖縄。奇跡的に流れ着いた渡海僧がいました。僧は熊野権現の宗教を沖縄に広めます。その教えは、八つの神社「琉球八社」(波之上宮、沖宮、識名宮、普天間宮、末吉宮、安里八幡宮、天久宮、金武宮)で受け継がれています。
【琉球八社を書巡礼】
柏木白光は2009年より熊野へとつづく道をめぐり、その聖地にて書巡礼し、作品を制作してきました。その作品群のひとつとして、熊野からの補陀落渡海がもたらした「琉球八社」の作品を構想。円形の紙の中央に「熊野権現」の梵字を書くとともに、八つの神社を実際に訪れ、それぞれの場で八葉の蓮花に神社の名を書いていきました。そして、外輪には密教の真言である「光明真言」の梵字を書いたのです。
2019年4月に開催された「第41回クロスタニン国際大会」。今年もエンディングのイベントとして、柏木白光が書のパフォーマンスを行いました。
今回は、刀を交える侍たちの緊張感あふれる演舞とのコラボレーション。「飲水思源 初志貫徹」を揮毫し、その中央に力強く「成」を書きました。
動画をアップしたので、迫力のパフォーマンスをお楽しみください。
主催者である株式会社日健総本社の長尾久道氏から、今回のパフォーマンスへのコメントをいただきました。
「今年も柏木白光先生に、国際イベントのエンディングで、『飲水思源 初志貫徹』をテーマに、力強い書のパフォーマンで盛り上げていただきました。
初回は平成14年。テーマは「藻力入魂 炎の如く」でした(弊社では藻を原料として活用しています)。以来、毎年出演を重ねていただき、今年で18回目となりました。
毎年、どのような言葉、どのような演出で描き上げられるのか、楽しみにしています。
今回も、迫力があり、心を表すパフォーマンスが来賓者や海外の方々、国内の参加者など、会場にいる全員を引き込み、幻想的な空間が共有されました。そして、閉会後は、見事に描かれた屏風と記念写真を撮られる方々が後を絶ちませんでした。
柏木先生が益々お元気で、宇宙の気を素晴らしい書に載せられ描き続けられますことを期待します。」
2019年4月に開催された「第41回クロスタニン国際大会」で、柏木白光が書のパフォーマンスを行いました。
今回は、刀を交える侍たちの緊張感あふれる演舞とのコラボレーションで、「飲水思源 初志貫徹」を揮毫し、その中央に力強く「成」を書きました。
主催者である株式会社日健総本社の長尾久道氏から、今回のパフォーマンスへのコメントをいただきました。
「今年も柏木白光先生に、国際イベントのエンディングで、『飲水思源 初志貫徹』をテーマに、力強い書のパフォーマンで盛り上げていただきました。
初回は平成14年。テーマは「藻力入魂 炎の如く」でした(弊社では藻を原料として活用しています)。以来、毎年出演を重ねていただき、今年で18回目となりました。
毎年、どのような言葉、どのような演出で描き上げられるのか、楽しみにしています。
今回も、迫力があり、心を表すパフォーマンスが来賓者や海外の方々、国内の参加者など、会場にいる全員を引き込み、幻想的な空間が共有されました。そして、閉会後は、見事に描かれた屏風と記念写真を撮られる方々が後を絶ちませんでした。
柏木先生が益々お元気で、宇宙の気を素晴らしい書に載せられ描き続けられますことを期待します。」
柏木白光は、書道による国際交流を行うボランティアイベント「翔夢(SHOW MU)」をさまざまな団体や個人の協力を得ながら、1996年から国内外で実施しています。
2018年10月には、外国人留学生40名が参加し、「大地の歌」を制作。このほど、その作品を伊勢青少年研修センター(三重県伊勢市)と出羽三山神社(山形県鶴岡市)に展示しました。
今回の展示は、日本版DMO候補法人「いせでわDMO(仮称)」により催行された「外国人留学生 IseDewaをシル〜伊勢二見/羽黒山モニターツアー〜」に協力するかたちで実現しました。「日本版DMO」とは、地域の経済力を高めるために観光地域づくりの戦略立案や実施の舵取り役を担う法人です。
ツアーでは、東京で「大地の歌」の制作に参加した外国人留学生が参加。三重県伊勢市と山形県鶴岡市を訪れ、地域の観光資源に触れることができました。また、それぞれの展示会場では留学生たちは柏木白光が再会するとともに、柏木白光が主宰・指導する書道教室の伊勢教室の生徒たちや出羽三山神社の宮野宮司といった地域の人々と交流を行いました。
なお、外国人留学生の書道体験、そして地方を知るイベントは2019年度も実施される予定です。
写真は上段が「伊勢青少年研修センター」下段が「出羽三山神社」
(タッチ、クリックするとフルサイズで表示されます。)
2018年10月13日、熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町)で「八咫の火祭り」が執り行われました。
八咫(やた)の火祭りは、時代行列、奥熊野太鼓、踊り、そしてクライマックスの花火などで構成される荘厳かつダイナミックなお祭りです。
柏木白光は奥熊野太鼓と共演させていただき、「斎魂」を揮毫しました。
このほど、その様子を紹介する動画を公開しました。
なお、「八咫の火祭り」について、熊野本宮とりいの店の鳥居泰治氏に寄稿していただきました。どうぞ、ご一読ください。
「八咫の火祭り」
この火祭りは、本宮町の長い歴史と現代の感性を織り交ぜた新しいお祭りです。
時代行列の古式ゆかしい「祀り」から太鼓、踊り、花火という勇壮でパワフルな「祭り」へと変化していきます。
古代、奥深い熊野の山に迷った神武天皇を熊野の神の使いである
『八咫烏』(やたがらす)が正しい道へ導いたという言い伝えがあります。
この言い伝えにならい、この祭りは、「人々を幸福に導く」という意味を込めて『導きの祭り』としています。
今年の「八咫の火祭り」は、熊野本宮大社御創建2050年奉祝大祭ということもあり、大社神事「湯登神事」と併せ、10月13日(土)に行いました。
熊野本宮とりいの店
鳥居泰治
2018年11月19日、モスクワ市内のラフマニノフホールで行われた「陰陽師鉄輪恋愛輪舞曲」ロシア公演。第20回「日本の心」国際音楽フェスティバルに参加した同作品に柏木白光が書家として出演しました。
(こちらの画面から動画が再生できます。)

会場のラフマニノフホールは満席。客席の多くはロシア、アジアの音楽・文化の専門家たちが占めていました。
配布されたプログラムのなかにはロシア語の台本が記載されており、観客はその台本を読みながら、物語と書、そして音楽が織りなす世界を鑑賞していました。
陰陽師の摩訶不思議な世界。そして、一幕ごとに柏木白光がライブで書く「恋」「憎」「鬼」「白衣観音」の屏風作品。観客はその作品に魅了されながら、舞台の世界へと引きずりこまれているようでした。
終演後はスタンディングオベーション。会場には「ブラボー」の声が響きました。
<<公演概要>>
公演名 「陰陽師 鉄輪恋愛輪舞曲」ロシア公演
(第20回「日本の心」国際音楽フェスティバル参加)
日時 2018年11月19日
会場 チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院 ラフマニノフホール
原作台本 夢枕獏
作曲 松下功
演出 レオニード・アニシモフ
指揮 ヴャチスラフ・ヴァレエフ
演奏 国立モスクワ音楽院オーケストラ
出演 東京ノーヴイ・レパートリーシアター
書 柏木白光
2018年10月13日、熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町)で「八咫の火祭り」が執り行われました。
八咫(やた)の火祭りは、時代行列、奥熊野太鼓、踊り、そしてクライマックスの花火などで構成される荘厳かつダイナミックなお祭りです。
柏木白光は奥熊野太鼓と共演させていただき、「斎魂」を揮毫しました。
なお、「八咫の火祭り」について、熊野本宮とりいの店の鳥居泰治氏に寄稿していただきました。どうぞ、ご一読ください。
「八咫の火祭り」
この火祭りは、本宮町の長い歴史と現代の感性を織り交ぜた新しいお祭りです。
時代行列の古式ゆかしい「祀り」から太鼓、踊り、花火という勇壮でパワフルな「祭り」へと変化していきます。
古代、奥深い熊野の山に迷った神武天皇を熊野の神の使いである
『八咫烏』(やたがらす)が正しい道へ導いたという言い伝えがあります。
この言い伝えにならい、この祭りは、「人々を幸福に導く」という意味を込めて『導きの祭り』としています。
今年の「八咫の火祭り」は、熊野本宮大社御創建2050年奉祝大祭ということもあり、大社神事「湯登神事」と併せ、10月13日(土)に行いました。
熊野本宮とりいの店
鳥居泰治
【スライドショー】
(写真撮影:松本純一)
柏木白光は世界遺産である熊野古道をテーマとした書巡礼を約10年にわたり続けています。このほど、「円座石」で書した作品を由来のある寺社に奉納しました。
熊野古道の中辺路に難所として名高い大雲取越があります。ここには「円座石(わろうだいし)」という巨岩が鎮座しているのですが、そこには三つの大きな梵字が刻まれています。
この三文字は、熊野三山の神々を示しているものと言われます。その神々とは、熊野本宮大社の「阿弥陀如来」、熊野速玉大社の「薬師如来」、そして熊野那智大社の「千手観音菩薩」です。
「円座(わろうだ)」とは、円形の座布団のことです。巨岩に刻まれた三つの梵字の文様の座布団の上に、熊野三神が座って語り合い、談笑したと伝えらえています。
柏木白光は、熊野の円座石の地で神々の笑い声を聴きながら、作品「円座石」を書き上げました。
柏木白光はこれまで、熊野古道をテーマとしたシリーズで、三大社で作品を制作させていただきました。そして、このほど、この三つの大社、そしてその縁を結んでいただいた青岸渡寺に、この作品「円座石」を奉納いたしました。
【スライドショー】
【写真ギャラリー】(熊野本宮大社〜熊野速玉大社〜熊野那智大社〜青岸渡寺の順です。)
柏木白光は世界遺産である熊野古道をテーマとした書巡礼を約10年にわたり続けています。
熊野古道の中辺路に難所として名高い大雲取越があります。ここには「円座石(わろうだいし)」という巨岩が鎮座しているのですが、そこには三つの大きな梵字が刻まれています。
この三文字は、熊野三山の神々を示しているものと言われます。その神々とは、熊野本宮大社の「阿弥陀如来」、熊野速玉大社の「薬師如来」、そして熊野那智大社の「千手観音菩薩」です。
「円座(わろうだ)」とは、円形の座布団のことです。巨岩に刻まれた三つの梵字の文様の座布団の上に、熊野三神が座って語り合い、談笑したと伝えらえています。
柏木白光は、熊野の円座石の地で神々の笑い声を聴きながら、作品「円座石」を書き上げました。