橿原神宮で作品「光」を制作
柏木白光は「天と地」シリーズ第2弾の一環として、3月22日に奈良県の橿原神宮で作品を制作しました。大木の根本から切り出した衝立に、北原白秋の『海道東征』より『海道東征』の詩、そして「光」の文字を書きました。(写真撮影:中野晴生氏)
『海道東征』より『海道東征』(詞:北原白秋)
神坐しき
蒼雲の上に高く
高千穂や二上山
遥かなりその肇國
窮みなし天つみ業
いざ仰げ大御言を
畏きや 清の御鏡
国ありき
錦津見の潮と稚く
光宅らし 四方の中央
遥かなりその国生
かぎりなし天つ日嗣
いざ継がせ 言依さすもの
勾玉とにほい綴らせ
道ありき
古もかくぞ響きて
つらぬくや この天地
遥かなり その神性
おぎろなし み剣よ太刀
いざ討たせまつろはぬもの
ひたに討ち しかも和せや
雲蒼し 神さぶと弥とこしへ
照り美くし我が山河
遥かなり その国柄
動ぎなし 底の磐根
いざ起たせ 天皇
神倭磐余彦命
神と坐す 大稜威高領らせば
八紘一つ宇とぞ
遥かなりその肇國
涯も無し天つみ業
いざ領らせ 大和ここに
雄たけびぞ 弥栄を我等
橿原神宮について
「日本最古の正史ともされる『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。
天照大神の血を引く神倭伊波禮毘古命(後の神武天皇)が、豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山の東南の麓に橿原宮を創建されました。
第一代天皇として即位されたのが紀元元年、今からおよそ2,600余年前のことです。
日本の歴史と文化の発祥の地でもある橿原は、日本の原点ともいえるでしょう。」
(橿原神宮ホームページより http://www.kashiharajingu.or.jp/about/ )