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那智黒石に般若心経を記した作品を那智山青岸渡寺に奉納

作品制作 2016年02月25日

柏木白光は「天と地」シリーズで那智黒石に般若心経を揮毫した作品「依代挿頭し(よろしろかざし)」を制作しました。2月9日、この作品を那智山青岸渡寺へ奉納させていただいたのですが、その様子が「熊野新聞」(2016年2月11日)で報じられました。


那智黒石に般若心経記す

書家の柏木白光さん奉納 那智山青岸渡寺

大分県にある紫鳳書道会の3代目主宰を務める書家・柏木白光さんが9日、那智山青岸渡寺(高木亮享住職)へ経石『般若心経』を奉納した。

柏木さんは熊野古道をテーマにした作品制作に取り組む書家。「天と地」シリーズの作品群を2009(平成21)年から書き始め、同日までに59点を仕上げている。現地制作が柏木さんのこだわりで、熊野三山を中心に畿内広範へ裾野を広げ、遠くは八咫烏(やたがらす)出立の故事がある韓国・奉恩寺に達している。

この日奉納した経石は、長径20センチ前後の那智黒石の原石52個に金字で般若心経を記した作品。如意輪観世音菩薩を強く信仰する縁で、同菩薩を本尊とする同寺に奉納を申し入れたという。

柏木さんは地元支援者で同館元館長の松本純一さんや熊野本宮語り部の会会長の坂本勲生さんと共に参拝。高木住職自ら法要を務め、経石の奉納を本尊に奉告した。

法要を終えて柏木さんは「この経石は松本さんの支えがあったから形にできた。やりがいのある制作でしたし、自分一人ではできなかったと思うので感謝しています。今日は信仰する如意輪観世音菩薩に奉納でき、書家として最高の気分です」と話した。

今後も串本町樫野や田辺市本宮町など46カ所(同日現在)で作品制作に取り組むそう。この日の奉納を機に3年間を「制作第2期」と位置づけ、10年越しの同シリーズ完結を見据えて意気込みを新たにした。

同寺は当面収蔵庫で預かり、お披露目の機会を探るとしている。(猪島 郁)

安養院瑠璃堂に6000文字の「薬師琉璃光如来本願功徳経」を奉納

作品制作 2015年12月06日

東京都板橋区にある「安養院」では瑠璃光堂を建立し、薬師如来像が安置されましたが、その両脇に柏木白光が金字で揮毫した6000文字の「薬師琉璃光如来本願功徳経」が奉納されました。本作品の制作については、後日ホームページでご紹介します。

安養院の屏風に6000字のお経を揮毫

作品制作 2015年10月13日

東京都板橋区にある「安養院」は鎌倉幕府の執権、北条頼時が建立されたと伝えられる由緒ある真言宗の寺院です。

安養院ではこのほど、瑠璃光堂を新築しましたが、柏木白光はお堂に置かれる屏風に「薬師琉璃光如来本願功徳経」というお経を書きました。お経の文字数は6000字に及びます。

11月には瑠璃光堂の開堂法会が開かれ、会場には柏木白光のお経を書いた屏風も置かれる予定です。

書「神船」を熊野速玉大社に奉納

作品制作 2014年11月16日

10月16日、熊野速玉大社に柏木白光の書「神船」が奉納されました。

作品は、15日に行われた例大祭の神場渡御式、御旅所神事が行われた後に制作されました。

「神船」

風が わたる

光が はしる

五体投地をくりかえす波

神徳の杯をかかげれば

凪ぎひれふす

ESHI-MASAとの共作屏風「四神図」制作風景の動画を公開

作品制作 2014年07月25日

6月25日、東京の神田明神に奉納された「四神図」の制作風景の動画をアップしました。

「四神図」は、絵師であるESHI-MASA氏と柏木白光の共作です。