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猿田彦神社に「四神」屏風を奉納

イベント報告 2016年09月06日

2016年7月10日(日)、柏木白光が「天と地」シリーズの制作でお世話になった猿田彦神社(三重県伊勢市)に「四神」屏風が奉納されました。

今回の奉納について紫凰書道会伊勢教室の中山緑さんに文章を寄せていただきました。
写真は「天と地」シリーズの制作写真の撮影をご担当された写真家の晴生さんによるものです。

猿田彦神社奉納記

柏木白光さんとのご縁は、もう20数年になるでしょうか。出会いは主人と同じ講演会での講師としてでありましたが、その後、度々伊勢へ来られることとなり、そのご縁が今日と至っているのです。

長いお付き合いの中で、昨年5月に伊勢観光文化会館で作品展を開催される運びとなり、今まで書きためてある作品と加えて、ぜひ二見ヶ浦の興玉神社や猿田彦神社での制作をという希望で、ある朝、猿田彦神社境内にて揮毫されたのでした。

いつもながらの凜とした佇まいで書かれたのは、「開」。白光さんの苦難の人生の中に、大きな光となった出会いが神社にあり、大きな扉が開いていく起点ともなったのです。

それは正に「道ひらき」の神の導きであり、父方の宇佐神社の血筋と、母方の宇都宮氏の血筋を持ち、書道家の跡取りとして背負って来られた運命の扉も、もう一つ開く出会いでもありました。

今回、猿田彦神社に対して、白光さんの心からの神思感謝の思いを込めての屏風の奉納は、どれほど白光さんを晴れやかに清々しい心根にされたことだろうかと、昨年亡くなった主人との思いを重ねながら奉納式の席に座っておりました。

白光さんの益々のご活躍を祈りつつ。

修養団伊勢いなほの会会長 中山 緑
平成28年夏