明治天皇と昭憲皇太后の和歌を揮毫し、明治神宮に奉納
柏木白光は、明治天皇と昭憲皇太后の御歌、合わせて10首を揮毫し、2024年6月15日に明治神宮へ奉納させていただきました。奉納された和歌は、それぞれ現代人が読めるひらがなで揮毫されています。
明治天皇御製
大空にそびえて見ゆるたかねにも 登ればのぼる道はありけり
あさみどり澄みわたりたる大空の ひろきをおのが心ともがな
さしのぼる朝日のごとくさはやかに もたまほしきは心なりけり
あらし吹く世にも動くなひとごころ いはほに根ざす松のごとくに
器にはしたがひながらいはがねもとほすは水のちからなりけり
昭憲皇太后御歌
みがかずば玉の光はいでざらむ人のこころもかくこそあるらし
朝ごとにむかふ鏡のくもりなくあらまほしきは心なりけり
人はただすなほならなむ呉竹の世にたちこえむふしはなくとも
茂りたるうばらからたち払ひてもふむべき道はゆくべかりけり
人しれず思ふこころのよしあしも照し分くらむ天地のかみ