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明治天皇と昭憲皇太后の和歌を揮毫し、明治神宮に奉納

奉納 2024年06月19日

柏木白光は、明治天皇と昭憲皇太后の御歌、合わせて10首を揮毫し、2024年6月15日に明治神宮へ奉納させていただきました。奉納された和歌は、それぞれ現代人が読めるひらがなで揮毫されています。

明治天皇御製

大空にそびえて見ゆるたかねにも 登ればのぼる道はありけり

あさみどり澄みわたりたる大空の ひろきをおのが心ともがな

さしのぼる朝日のごとくさはやかに もたまほしきは心なりけり

あらし吹く世にも動くなひとごころ いはほに根ざす松のごとくに

器にはしたがひながらいはがねもとほすは水のちからなりけり

昭憲皇太后御歌

みがかずば玉の光はいでざらむ人のこころもかくこそあるらし 

朝ごとにむかふ鏡のくもりなくあらまほしきは心なりけり

人はただすなほならなむ呉竹の世にたちこえむふしはなくとも

茂りたるうばらからたち払ひてもふむべき道はゆくべかりけり

人しれず思ふこころのよしあしも照し分くらむ天地のかみ