「天と地」レポート 皇風煎茶禮式 杉山悟雲 煎茶の会
2023年4月16日、展覧会「天と地 熊野をめぐる書巡礼」が開催中の賓日館で「皇風煎茶禮式 杉山悟雲 煎茶の会」が開かれました。
【杉山悟雲氏の感想】
お茶会と聞くと、お抹茶というイメージが定着しておりますが、急須に茶葉を入れるお煎茶のお茶会を開催させて頂きました。賓日館という由緒ある場所で多くのお客様にお煎茶を味わって頂けたことを感謝致します。
皆さんには三重県四日市市水沢町産のお茶を味わって頂きました。一煎目は甘く、お菓子を食べた後の二煎目は少しの渋みが出るよう心掛け、煎れさせて頂きました。皆さんから、「美味しい美味しい」「初めて飲んだ味だ」などの感想も頂き、亭主として喜んでおります。
【参加者の感想】
お抹茶の席は経験がありましたが、お煎茶のお茶会は初めてで、使う道具やお手前、炉を切らないことなど、杉山席主からお話を伺いながら、お煎茶の作法、一席目と二席目の味の違いに驚きと、和やかなひとときを過ごすことができました。
お庭の景色も緑が美しく、お茶の香りとしっかり旨みを引き出された煎茶の美味しさに、爽やかな季節の訪れを感じたお茶席でした。(三重県伊勢市 伊藤潤子さん)