「天と地」レポート 丹生川上神社下社の皆見元久宮司 講話
2023年4月15日、展覧会「天と地 熊野をめぐる書巡礼」が開催中の賓日館の大広間で、丹生川上神社下社の皆見元久宮司に講話「日本最古の水の神が今に伝えること」をしていただきました。
【来場者の感想】
●普通では知ることができない神社に関わる皆様のご苦労話や悲喜こもごものやりとりのお話などが聞けて、とても勉強になりました。
また、「言挙げせず」といった昔は普通に感じられていた伝統的な日本の考えが、現在の日本ではだいぶ薄れてしまっていることにも言及いただき、これからの時代を考えさせられる機会でもありました。皆見宮司のお人柄も丹生川上神社の魅力に感じられ、また現地でもお話を伺いたい気持ちになりました。
今回、白光先生の作品の実物を見せていただくのは初めてだったのですが、賓日館の大広間、エネルギー溢れる作品に囲まれ圧倒されました。大胆に荒々しい作品から繊細なタッチのものまで、様々な作品が展示されていましたが、どれもコンセプトが綿密に考えられていることがわかり、作品になるまでの経過も大変だったのではと想像させられました。
先生が天と地の完成にかけられた12年に感謝です。(兵庫県神戸市 公務員 永井達也さん、永井由佳さん)
●4月15日早朝から龍神様に歓迎される氣持ちの良い雨
伊勢の賓日館で書道家の白光先生の書道展「天と地」を観に行きました。先生の十二年にも及ぶ魂の書の集大成!圧巻、魂が磨かれ神様が側でいるかの様な空氣感でした。
昼から奈良の吉野にある丹生川上神社下社の皆見宮司の講話があり、話を聞いていて日本人の持ち合わせる精神性「言挙げしない」と言う魂が蘇る様な氣付きがあり素晴らしい氣音間(けねま)を頂きました(大阪府 (株)ナオキオーガナイズオフィス 吉田尚起さん)
●展示会では、魂のこもった作品に感動いたしました。実際に作品を描いているお写真まで一緒に展示頂いていたので、神気を感じながら作品を体感することができました。素敵な体験をさせて頂きありがとうございました。
皆見宮司様のお話は、日本人にとって何が大切かを教えて頂き、ありのまま進むべき方向に進むんだと思わせて頂けるとても楽しいお話しでした。(兵庫県篠山市 (株)LifeJapan 土井親弘さん)
●白光先生の書、初めて拝見しました。本当に力強くて、書が生きてて今にも動き出しそうな感じがしました。力強い中にも優しさや愛があふれてて、これまで生きてきた先人の方々の想いや、人間の感情の揺れ動く様や、神々と共に生きて来た様が書かれてるようで、書に命を感じました。書かれてた言葉も心に響きました。
皆見宮司の2時間ノンストップのお話は驚愕でした。言挙げせずについて、あの後も主人と色々話しました。神社も色々と事情があるのだなあとよくわかりました。逆に何か人間っぽさを感じて親近感が湧き、気軽に神社に行けそうな気持ちになりました。(大阪府泉佐野市 自営業 北尾信さん、北尾雅子さん)
●「日本最古の水の神が今に伝えること」というタイトルになぜか強く惹かれ、東京から参加させていただきました。皆見宮司さまの人生から生まれた神道論を拝聴していて感銘を受けました。いつも丹生川上の水は清らかな流れなんだろうと想像しました。
白光先生が「丹生のお水を使うと墨の色味が格別」というお話をされていたのも、理解できます。そして先生の作品、一点一点が水の流れを伝えているように感じました。
宮司さまのお話の中で何度か出てきた「言挙げせず」という言葉が心に響き、きっと古代の日本人は多くを語らずとも見る人を魅了する美しい物に触れて来たのだと今回、体験させて頂きました。そして私も日本の伝統文化や先人たちの知恵を伝えてゆく1人になりたいと強く感じました。(東京都 井口理惠さん)
●柏木白光先生の書:ビデオを見せて頂き、神聖な神社で氣(魂)の入った、書を書かれているのを見て、凄く感動して、展示品の作品を生で観た時は、もう、引きつけられて無心で眼を凝らして、何と今まで、書を観た中でこんなに感動をしたのは初めてでした。
皆見宮司の講師講演:宮司職の内容を初めて知り、神社の転勤で大変なお仕事をされておられ!皆見宮司のお人柄が素直で、人として在るべき精神を強く感じ、丹生川上神社下社宮司職に就かれて、遺すべき神社を護る為に素晴らしい宮司様で人生の勉強をさせて頂き、是非参拝に伺いたく、感動いたしました。(山梨県小淵沢 辻悦子さん)