熊野古道 書巡礼プロジェクト「天と地」
太古から日本人にとって聖地であり続けてきた紀伊山地。そこには、熊野へつづく6本の道があります。
日本古来の神の住む「伊勢路」
その昔 京の院や貴族の参詣ルートだった「紀伊路」
庶民や文人墨客が枯木灘を愛でながら歩いた「大辺路」
修行者を守る神々が住む「中辺路」
空海が開いた修験道の霊場 高野山とをむすぶ「小辺路」
仏教文化が栄えた奈良・吉野とを結ぶ「大峯奥駈道」
なにものにもとらわれることなく太古から続く大地のささやきに耳を澄まし太古から続く大地をなでる風に身をまかせ、柏木白光は2009年より、その聖地にて5年の歳月をかけて作品を制作してまいりました。
2014年1月に開催した展覧会『柏木白光 墨アート展「天と地 ~熊野へ捧げる書巡礼~」』では、集大成ともいえる作品の数々を展示しました。
そして、2015年5月には制作の舞台である三重県伊勢市、そして和歌山県熊野本宮での展覧会を開催。2016年には、ふたたび東京での「三重テラス展」や「護国寺展」が行われました。