書家 柏木白光 作品集『天と地 熊野古道をめぐる書巡礼』

神々の棲む熊野へ向かう聖地を歩み、魂の呼応から生まれた全作品を収録!

タイトル:『天と地 熊野古道を巡る書巡礼』
価格:本体6,000円(税込6,600円)
発行日:2023年4月12日
体裁:A4判・並製・232ページ・オールカラー
発行:冨山房インターナショナル
https://www.fuzambo-intl.com/i-306/
ISBN978-86600-093-0 C0071

神話の時代より熱い信仰を集めて続けてきた熊野の神々。
あらゆる身分の人々が厳しい難路をたどり熊野の地をめざしました。
書家・柏木白光は、熊野へと通じる参詣の路を歩み、
人々の祈りの場である紀伊半島の聖地を書巡礼してきました。
それぞれの地において、そこに宿る聖なるものと対話し、
舞い降りた想いを筆と墨と紙で昇華する。
12年の歳月をかけ、神社仏閣をはじめ89ヶ所の聖地において
積み重ねてきた書巡礼の集大成が『天と地』です。
本作品集では『天と地』の全作品を収録。聖地での貴重な制作写真も掲載しています。


「『天と地 熊野をめぐる書巡礼』は,太古の大自然の霊力を宿した熊野の聖地を中心とした地で制作されました。まさに熊野の大自然である神霊や仏菩薩との魂の交流が形となって現れたものです」
(京都大学人文科学研究所准教授 倉本尚徳寄稿文「『天と地』によせて」より)

「白光さんが現場で書き上げる姿勢は、愚直に根っ子を探すこと、場との根源的関わりを求めることに向かっていると感じた。またその姿は神を感じて畏れ敬うものである。そこに「天と地」が完成したのだろう」
(写真家中野晴生寄稿文「撮影余滴』より)

「そして今なお、熊野は、永遠なるものへの憧れ、聖なるものに対する敬い、未知の世界 への畏れ、生活の安寧に対する願い、大自然との調和、平和への祈りの心を大自然の曼陀羅のなかに映し出し、「天(宇宙)」の真理をさし示してくれているように感じられます」
(柏木白光「序文』より)

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